二者択一法は、ふたつの並列した選択肢のどちらかがよいかを占えるスプレッドです。
ABどちらがよいかだけではなく、それぞれの未来のあらましを知ることもできます。
二者択一法で占えること
- ふたつの内どちらがよいか(ジャンル問わず)
二者択一法の展開法
展開図

展開手順(大アルカナのみ使用)
まずはタロット占いの手順をご確認ください。
二者択一法については、ふたつの選択肢の内、はじめに口にした方(思いついた方)をAに、あとから口にした方(思いついた方)をBとします。
このABそれぞれの現状と未来を占います。
- 通常の手順でシャッフル、カットをし、カードをまとめたところで、通常は6枚のカードを一番下に持っていきますが、今回は最後の部分が変わります。
- 左手元のカードの束から、上の5枚を右手にとります。この5枚を裏返しのまま1番目に置きます。
- 次のカードを1番目の上に、表にして置きます。
- 左手元のカードの束から、上の5枚を右手にとります。この5枚を裏返しのまま2番目に置きます。
- 次のカードを2番目の上に、表にして置きます。
- 次のカードを3番目に、表にして置きます。
- 左手元のカードの束から、上の5枚を右手にとります。この5枚を裏返しのまま4番目に置きます。
- 次のカードを4番目の上に、表にして置きます。
- 次のカードを5番目に、表にして置きます。
- ここで、はっきりとした結論が出たら展開を終えます。もしはっきりしない場合は展開が続きます。
- 次のカードを4番目の上に、表にして置きます。
- 次のカードを5番目の上に、表にして置きます。
- ここで、はっきりとした結論が出たら展開を終えます。もしはっきりしない場合は展開が続きます。
- 左手元のカードがなくなっていますので、まず4番目の下のカードを5枚とります。(これをX)
- 次に2番目の下のカードを5枚とり、左手元のXの下に入れます。(左手には10枚のカードがあることになります)
- 以降、10枚のカードがなくなるまで2枚ずつ、4番目と5番目に置いていきます。
※二者択一法でいう「はっきりとした結論」とは、たとえば、「Aは女帝の正位置でBは塔の正位置。Aは正義の正位置でBは月の正位置。Aは皇帝の正位置でBは恋人の正位置」など、「吉/吉」「吉/凶」の組み合わせになることを指します。(つまり、ABどちらかか両方が吉になる状態)
※ABどちらも「吉」の場合は展開を終了し、占いの内容によって、よりふさわしい選択肢を選ぶべきと判断します。
※しつこくカードを引き続けなくても、なかなか結論が出ないようなら、「そもそも占う時期ではない」、という考え方もありです。
場所の意味
- 1番目は現状を表します。ある問題についての今の状況について知ることができます。正位置、逆位置を考慮します。
- 2番目は選択肢Aの現状を表します。正位置、逆位置を考慮します。(このカードはあくまで現状です。どちらの道が良いかは、未来のカードで判断します)
- 3番目は選択肢Bの現状を表します。正位置、逆位置を考慮します。(このカードはあくまで現状です。どちらの道が良いかは、未来のカードで判断します)
- 4番目は選択肢Aの未来を表します。正位置、逆位置を考慮します。
- 5番目は選択肢Bの未来を表します。正位置、逆位置を考慮します。
- 1番目の一番下のカードをボトムカードとすることで、深層心理を知ることができます。